シアターP の呟き(もしくは嘆き)

排便の確率


今日もこの世のどこかで一つの夢が叶えられ、一つの夢が破れる。それらは紙一重の違いだったにすぎない、状況、体調、経験、勘、そして運・・・。 一方は勝者として、英雄として、歴史に記述され、他方は敗者として、逆賊として、社会から抹殺される。「あの時チャーシュー麺を大盛にしなければ・・・」 「あの時4Fを諦め、3Fに行っていれば・・・」「あの時生牡蠣を食べなければ・・・」敗者は常にifを語ります。しかしあの時はもう永遠に帰ってこな い。

排便・・・大便をすること{新明解国語辞典}

生物に科せられたこの一種の呪いから逃れられるものはいません。私たちはこれを危ういバランスでコントロールしている、つもりで、もしかしたらコン トロールされているのかもしれない。だから時に右往左往した挙句にburstしてしまう、いやさせられてしまうのでありましょう。

私は、全人類がこの呪いを上手にドライブしてくれることを切に願う者です。もう二度と、トイレの前で泣き叫ぶ子供や、ドアを殴りつける若者、全てを諦めた中年男性の顔を見たくはありません。その思いが私を突き動かしました。

「トイレの待ち時間を計測してみよう」

私は、皆様のドライブにおける地図になりたいと、切に願う者です。

測定方法

  1. トイレ(男子トイレ)に入り、大便用個室が空いているかどうかを見る
  2. 空いていたら、待ち時間は0秒とする
  3. 埋まっていたら、その時点でストップウォッチをスタートさせる
  4. 中に入っている人が出てきて、自分が中に入り、鍵をかけた時点でストップウォッチをストップする
  5. 30分以上出てこなかったら、「待ち時間 30分以上」とし、ストップウォッチをストップする(6月5日以降)


以上のルールで測定を行った

結果
*結果に穴がありますが、それはそこに(その階に)トイレがあることをその時点(計測した日時)で知らなかったか、疲れ果てて行くのを諦めたか、 結果を紛失したか、です。「全人類がこの呪いを上手にドライブしてくれることを切に願う者」としての意識が足りなかったことを深くお詫び申し上げます。

考察

この数値から以下の項目を導こうと思います。

  1. トイレ個室にまだ辿り着いてない時点での、個室が空いている確率
  2. トイレ個室にまだ辿り着いてない場合、辿り着いたが埋まっていた場合での平均待ち時間(つまり2種類)
  3. トイレに辿り着いたが個室が埋まっている場合での、そこからの待ち時間と個室が空く確率の相関関係


     1,について

1の計算方法は、個室が空いていた回数を、総測定回数で割ればいいので

(例)池袋ジュンク堂4F

個室空いていた回数23回 総測定回数49回

よって23÷49=0.46938

0.46938×100=46.938%の確率で池袋ジュンク堂書店4Fのトイレは空いている、となる。
   
以上の計算を場所ごとに行った結果

     2,について

2の計算方法は

  1. トイレ個室に辿り着いてない場合での平均待ち時間・・・待ち時間0秒も含め総待ち時間を総測定回数で割る
    (例)池袋ジュンク堂4F

    0(秒){4/21 12:22}+84(秒){4/21 17:28}+0(秒){4/24 14:20}+132(以下省略)+864+210+27+0+・・・・(49回分)=4417(秒)→総待ち時間

    総測定回数49回

    よって4417÷49=90.1428(秒)で、(分)に直すと1分30秒1428となります。

     

  2. トイレに辿り着いたが個室が埋まっていた場合での平均待ち時間・・・総待ち時間を、待ち時間0秒を除いた測定回数で割る[総待ち時間÷(総測定回数-「待ち時間0秒」の回数)]


    (例)池袋ジュンク堂4F

    総待ち時間4417秒  総測定回数49回  待ち時間0秒回数23回

    よって4417÷(49-26)=4417÷23=192.0434(秒)で、これを(分)に直すと3分12秒0434となります。


以上の計算を場所ごとに行った結果

     3,について

3は待ち時間と、それに伴って個室が空く確率をグラフにします。個室が空く確率は、100(%)を、「待ち時間0秒」以外のケースの個数で割り(つまり上記と同じ 総測定回数-「待ち時間0秒」の回数)、それを各ケースに割り振ります。

(例)ジュンク堂4F

100÷(49-23)=100÷26=3.8461となります。

これを各ケースに割り振り、縦軸に「個室が空く確率」、横軸に「待ち時間(秒)」でグラフ化したのが下記である。

                 img2.gif

そして各場所各階のグラフはこちら

上記の計算から確実にわかるのは

  1. 地上階に近ければ近い程、トイレ個室が空いている確率は低い
  2. 本屋のトイレ個室が空いている確率は、他施設に比べ低い

1について  

グラフからわかるとおり、上階になるにつれて(もしくは下階になるにつれて)トイレ個室が空いている確率は高くなる。この理由はトイレ個室利用者が施設利用者だけでなく、+αで「駆け込み訴え」の数が入ってくるからと考えられる。

 2について

以下の表は階数及び階数内の場所を無視し、施設ごとにトイレ個室が空いている確率(つまり施設内の平均値)を示したものである。

場所

確率(%)

 

場所

確率(%)

池袋ジュンク堂

57.595

 

新宿 三越

69.244

池袋西武

86.015

 

新宿 丸井

80.494

新宿 紀伊国屋書店

59.676

 

中野ブロードウェイ1F

66.666

新宿 伊勢丹本館

73.315

 

西台図書館

100

新宿 伊勢丹メンズ館

74.021

 

高島平図書館

83.333

やはり池袋ジュンク堂、新宿紀伊国屋書店の確率の低さは目を引きます。加えて新宿 三越の6~8Fはジュンク堂が入っているのだが、三越のトイレ個室が空いている確率を、ジュンク堂の階とその他の階で分けると、

新宿 三越    
B3~5F、R:67.060%

       6~8F:71.428%

となっている。これは1の「地上階に近ければ・・・」の法則が作用しているのでB3~5F、Rの方が低いが、他施設と比べると

                 三越 6~8F:71.428%

           池袋西武 6~8F:89.615%

新宿 伊勢丹本館 6F~R:85.285%       差は歴然である。

やはり本屋には、「トイレに行きたくなる何か」通称「青木まりこ氏現象」が見て取れる。青木まりこ氏現象の原因として考えられる、とされているの は、目の前に棚があるという状況が、目の前にドアがあるというトイレ個室内の状況に似ているから、という説がある。只これは本屋に限らず、スーパーマー ケットでも、ホームセンターでも、つまり小売業殆ど全てに当てはまってしまう。私が考えたのは、便をする時に本を読む習慣を持つ人たちが、本屋で本を読む ことにより、習慣的に蠕動運動が始まってしまうのではないか、という説である。しかしこの考えだと、図書館のトイレがあんなに空いている確率が高いことを 説明できない。案外「本屋に行くとトイレに行きたくなる」と、そこいら中で流布された結果、大してそんな気もしないのに「そんな気がしている、ような気が する」くらいでトイレに行っているのかもしれない。だとしたら、本当に「今そこにある危機」を持つ身としては甚だ迷惑である。


小休止



まとめ

大便をもよおした時は以下の様に行動するのが最適戦略と考えられる

  1. 書店は避ける→余談だが、繁華街ではトイレを貸してくれないコンビニは多い
  2. トイレがありそうな施設を見つけたら、肛門の耐えうる限り上階へ→トイレの存在しない階もあるので要注意!!
  3. 頑張れ→今頑張らないで、いつ頑張るんだ


最後に新宿 伊勢丹本館1Fのトイレ案内表示(天井についてるやつ)に激昂して終わりたい。

以下は本館1Fの地図である。そして×印がトイレ案内表示の位置である。

まず正面玄関入って目の前の、メイン通路に一つも表示が無いことに、肛門への冷たさを感じるが、それはデザイン性という理由で100歩譲ろう。しか し、しかしである。この表示は正面玄関から解放区への最短距離を示していない。下の緑の線は案内表示に従った場合のルートである。

緑の線をAルートとした時、私が下に示す黄色の線のBルートを使った方が間違いなく近い。

 Bルートの方が近いのは明らかなのに、Y地点に表示を設置しないのは不可解だ。

このAルートの、本館パーキング側の方に一旦迂回を誘導する部分が、もし肛門よりも回遊性を取るという伊勢丹側の態度・判断を示すものならば、それ はいくら正面玄関に設置されたinfomation受付の制服(夏季)が、ドラえもんにインスパイアされているからといっても許されるものではない。